転職したり新しいアルバイトを探したり使用と考える場合、「楽に稼げる仕事はないかな?」と探してしまいがちです。実際、私も学生時代は楽に稼げるバイトを探し回ったものでした。
しかし、「幸せかどうか?」という観点から考えると、楽な仕事よりも「自由に働ける仕事」を選ぶべきだぞって話です。
「楽な仕事」で幸福度は上がらない
過去の記事にも書きましたが、イギリスの有名な研究では「地位が低い人ほど死亡率が高くなる」という結論が出ています。地位が低い人というと、比較的単純作業が多かったり、頭を使わない肉体労働が多かったりする傾向にあるでしょう。
そうした人たちは、楽に仕事ができてうれしいと感じているかもしれませんが、一方で心身へのストレスは大きく、地位が高い人と比べて死亡率が2倍に高まるというデータが示されているほど。
楽に稼げればそれだけプライベートの時間が充実しそうな気がしますし、仕事から受けるストレスも少ないように思うかもしれません。しかし実際にはそうではないってことですね。
思い返してみれば、私も学生時代のバイトで「楽に稼げるな〜」と思えた仕事は、どうしても暇な時間増えて「時間の切り売り」感が強くなってしまい、「こんなことに大事な時間を浪費してしまっていいんだろうか…」なんて感じていたことがありました。
これも、楽な仕事が幸福と結びつくとは限らないっていう典型例なんでしょうね。
幸福になれるのは、裁量権がある仕事だ
じゃあ幸福につながるのはどんな仕事なのかといえば、仕事に関する裁量権がある仕事、つまり自由に働ける仕事だって結論になります。
地位が高い人ほど仕事の進め方や取り組み方を自分で決めることができます。上司にいわれた通りに仕事をこなさなければならなかったり、緊急の用件にわざわざ対応しなければならなくなるケースも少なくなるでしょう。
自由に働ける仕事であればあるほど心身に与えるダメージが少なくなり、より健康で幸福に生きられるというわけです。
フリーランスという働き方もおすすめ
ちなみに、私のフリーランス(個人事業主)って働き方は、自由に働ける仕事の代表例だと思っています。
もちろんクライアントの指示通りに仕事をしなければいけませんので、完全に自由に働けるというわけではありません。しかし、成果物さえしっかりと納品できればOKなので、働く場所や時間は完全に自由。
旅行先で1時間だけ仕事をしたり、深夜・早朝に仕事に取りかかったりしても問題ないってことですね。この点は、フリーランスの大きな魅力でしょう。
その反面、安定して稼ぐのが大変で福利厚生も用意されておらず、ケガ・病気の際の保障もゼロっていうデメリットもあるのでいいことばかりではありませんが、理想の働き方の1つとして検討してみてはいかがでしょうか〜。