私が独立してフリーランスになって、もう3年以上になります。これまでずっと一人で働き続けてきて、改めて感じるフリーランスのメリットについてまとめておきます。
通勤が必要ない
フリーランスになってから強く思うようになったことなんですが、「通勤時間」って世界一ムダなものだと思っています。人混みの中を移動して仕事も勉強もできず、スマホでゲームするくらいしかやることがない。
もちろん読書するとかオーディオブックを聞くとかして、少しでも有意義な時間にしようと工夫することは可能です。しかし読書をするにしても、自宅や図書館などの静かで落ち着いた場所で本を読む方が効率的でしょう。
職場のすぐ近くに引っ越したり、あるいは在宅勤務で仕事をしたりすれば、通勤時間の分だけ仕事を早く終わらせて余暇の時間を過ごすこともできます。
そもそも通勤時間って、会社で働くためになくてはならない時間なんですから、通勤時間に対しても時給が発生するのが当然じゃないかと思っている面もあります。業務時間中の外回りは給料が出るのに、なぜ就業前後の通勤時間は出ないのか、と。
その点、フリーランスなら100％自宅で働くというスタイルも実現可能なので、個人的には非常に満足しています。
定年に関係なく働き続けられる
世間では年金問題がずっと議論されていますが、私は「60を超えたら年金だけで生きていける」って社会が異常だと思っている人間です。
そもそもの年金は、平均寿命が今よりずっと若い時代に生まれた制度で、運悪く長生きしてしまって働けない人に向けて支給されることを目的にしていたと聞きます。
しかし今では、「健康でまだまだ働けるけど、年金はもらいたい」って高齢者が多すぎるというイメージ。平均寿命が伸びて健康寿命の長くなったんだから、それだけ長く働くのは当然じゃないか、と。
とはいえ、普通に会社員として働き続けていた場合、定年を理由に解雇されてしまうことは珍しくないでしょう。ですが私のようなフリーランスであれば、パソコンとネットさえあれば安定して稼ぎ続けられる状態です。
年金がもらえたらうれしいですが、たとえもらえなくても自分一人で生きていける。そんな風に思えるスキルを身につけられるのが、フリーランスの大きなメリットだと考えています。
人間関係に煩わされることが少ない
フリーランスでもお客さんとの付き合いはしないといけないので、人付き合いを完全にゼロにすることができるというわけではありません。
しかし基本的には電話やメール、チャットのみでの付き合いなので、仕事終わりの飲み会に付き合ったり、休憩時間の雑談に時間を費やしたりすることはありません。
どこかの職場に出勤して働くよりも、ずっと楽な人間関係で働くことができています。人間関係に煩わされなくていいってことは、それだけ友達と遊んだり同僚と会話を楽しんだりする時間も減るということです。
なのでおしゃべり好きとか友達と遊ぶのが好きって方には向かないかもしれませんが、一人でも全然平気って方には、フリーランスはかなりおすすめなんじゃないかと思っています。
