別にパンツ一丁で生活する裸族ってわけじゃないんですが、ミニマリストのひとりとして、「衣」について考えてみたいと思います。
目次(2017/02/20更新)
- 目次(2017/02/20更新)
- 私の下着は2セット
- 美しいものは使うからこそ美しい
- なぜ余分な服を持ってしまうのか?
- ホテルや旅館の部屋で暮らしたい
- 「衣」にかけるコストを減らす
- 服が好きでも、本質的でもないなら真似してみて(まとめ)
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私の下着は2セット
お気に入りのブランドで購入するロングTシャツ(夏は半袖)とパンツ。
私が持っている下着はそれぞれ2枚ずつ。それだけです。
毎朝忘れず洗濯するので、1日ずつのローテーションで使えば足りなくなることはありません。
基本的に在宅で仕事をしていますが、外出する日が連続したとしても着替えで困ってことはありません。
この生活スタイルにしてからまだ一度も泊まりで旅行に行ったことがないので、もしかすると旅行の際には下着が足りなくなるかもしれません。
しかしそんな状況でも、手洗いで洗うなり、コンビニで新しいものを買うなりすればこと足りると考えています。
とはいえ私も数年前までは、ヒートテック5~6枚を常備。
パンツもセットで買うと安くなるからと10枚弱持っていました。
今思うとなんでそんなにストックしておくのかと疑問ですが、こんまりさんやミニマリストの方々の著書に出会ってからは、積極的にモノを減らすようになります。
美しいものは使うからこそ美しい
私が最近読んだ、「最高の人生をつくる授業」という本にこんな一節が出てきます。
美しいから飾っておくのではなく、美しいからこそ使う。そして、使うからこそ美しい。
今後モノを買うときに指針としたい言葉です。
美しいもの、お気に入りの大好きな服は、大切にクローゼットにしまっておくべきものではない。
毎日身につけて、毎日美しい自分でいるべき。
そんなメッセージが伝わってくる考え方です。
よくお気に入りの服や高級な服を指して「勝負服」「一張羅」なんて言葉が使われますが、そもそも持っているすべての服が「勝負服」であり、「一張羅」である。
そんな生活スタイルが理想ですよね。
毎日エネルギッシュで、毎日自信にあふれるような生活。
それを叶えるために、私はくたびれたTシャツを「もったいないから部屋着にしよう」とか、穴の空いたセーターを「コートの下に着れば見えないから」といって服を増やし続ける考え方をやめました。
なぜ余分な服を持ってしまうのか?
ミニマリストの方々は、もともと物質主義的な生活をしていたことを忘れ、盲目的に周囲にミニマリズムを説く傾向があるように思います。
私はつい数年前まで物質主義的な生活をしていたので、モノを集めたくなる気持ちがよく理解できます。
ものぐさでめんどくさがりやだから、服やタオルや食器はたくさんあったほうがいいし、コツコツ毎日洗うよりも一週間に一度まとめて洗ったほうが効率がいいと思っていました。
子ども時代には貧乏な生活を経験していたので、モノを手放すことに抵抗もありました。
収納スペースにスキマがあったら、どうにか工夫してモノを詰め込みたい、きっちりモノが詰まった箱を見るのが気持ちいい、という心理も働いていたのでしょう。
しかし、そうしてモノを詰め込んだ収納スペースや、一度にたくさんの洗濯物を干せるハンガーや、大容量の水切りバスケットを使ったところで、充実感はあったけれど幸せではありませんでした。
常に焦っており、常に「あれをしなきゃ、これもしなきゃ」とモノに支配される生活を送っていました。
ホテルや旅館の部屋で暮らしたい
私がモノを減らすようになり、意識するようになったのは「ホテルや旅館の部屋で暮らしたい」ということ。
ホテルや旅館の部屋って、無駄なものがいっさい置かれておらず、すっきりとした空間ですよね。
いつもモノに囲まれている生活だったので、その空間で生活するだけでリフレッシュできる。
そんな感覚は誰もが経験しているのではないかと思います。
そこでふと気づいたのは、「自分の部屋でも毎日こういう生活ができないか?」ということ。
自宅の部屋をホテルのようにモノが少なく、スッキリとした、そこで生活するだけで癒やされるような空間にしたいと思ったのです。
「衣」にかけるコストを減らす
いまは服が大好きな彼女と一緒に暮らしているので、私の価値観を一方的に押し付けることはしたくありません。
けれど、自分の生活の中では下着は2セットしか使わないし、それ以外の服もせいぜい3セット(+コート1着、スニーカー2足)のみ。
毎日洗濯をして、毎日食器を洗う生活をしています。
服がこれだけ少ないと、洗濯のたびに服を畳む必要がなくなります。
いつも似たようなジャンル(だけど全部お気に入り!)の服しか着ないので、服選びに迷い、時間をかけることもありません。
(そもそも、毎日違う服を着ていればえらい、オシャレ、みたいな考え方には昔から違和感を覚えていました。たとえ同じ服だったとしても、清潔であればそれでOKですよね。)
また、毛玉ができる服もアイロンがけが必要な服も避けています。
おかげで「衣」に関する時間も、お金も、空間も含めてコストを削減できています。
服が好きでも、本質的でもないなら真似してみて(まとめ)
もちろん、服が大好き!という人や、外見を気にかけることが仕事に必要なこと(本質的なこと)である人には、合わない価値観だと思います。
好きなことには時間もお金も空間も費やすべきだし、見かけに投資することが仕事の成果につながるなら、投資するべきです。
そのどちらでもない人は、まず一度「下着2枚だけ」で生活してみてはいかがでしょうか?
洗濯機があれば、毎日洗濯することはそれほど苦ではありません。
ハンガーに干す→シャワーの前に取り外す→朝洗濯してハンガーに干す。
こんなサイクルで着替えができるので、めんどくさがりやにはむしろおすすめの生活スタイルです。
あまりに身軽になり、気分がよくなるだろうと思いますよ。