単価があまり高くないWEBライターは、多数の案件を同時並行で受注するのが基本です。そうなると各案件の〆切を把握し、優先順位をつけて取り組むタスク管理術が必要になります。今回は、現役WEBライターの私が実践するタスク管理術を紹介します。
Google ToDo + Googleカレンダーが最強
タスク管理ツールはいくつもありますが、私がおすすめしているのはGoogle ToDoとGoogleカレンダーの組み合わせです。
Google ToDoは、タスクをリストにして並べて、完了したタスクにはチェックを入れて消すだけのシンプルな機能のToDoリストです。日時を指定すれば、PC版のGoogleカレンダーにタスクを一覧にして表示できるのがメリット。
この画像の青く見えるのがGoogle ToDoで追加したタスクです。薄い青になっているのが、完了済のチェックを入れたタスク。強めのぼかしで見づらくて恐縮ですが、使用イメージはなんとなく理解できるんじゃないかと。
Googleカレンダーだけを使って予定を作成してタスク管理してもいいんですが、完了・未完了状態をはっきりと区別できるのがGoogle ToDoを併用するメリットです。タスクの一覧は、右側のサイドパネルで一覧にできるのも便利ですね。
個人的には使用するアプリやツールは最小限にしたいって考えるタイプなので、仕事で使っているGmailとかGoogleドキュメントと連携して使えるのが、Google ToDoを使う最大のメリットだったりもします。
100文字、1000文字単位に分解する
「5000文字の記事を書く」っていう大きなタスクだと、なかなか取り組むやる気が起きないものですが、「500文字の文章を10個書く」と考えると、仕事に着手しやすくなります。
大きい仕事は小さい仕事に分解するってのは、定番のライフハックですね。特にWEBライターの場合、「5000文字」「1万字」のように、仕事の量を把握しやすい特徴があります。
「プレゼン用の資料を作る」「新たな企画を練る」のような作業量を把握しづらい仕事と比べると、このライフハックを適用しやすいんですね。
100文字の段落を10個書けば、すぐに1000文字の文章が書き上がります。それを10回繰り返せば、すぐに1万字に到達することが可能。ちょっと長めの箇条書きを書くイメージを持つと、比較的長い文章でも楽に書けるようになるでしょう。
1つの仕事に限定し、マルチタスクを避ける
いくつもの仕事を並行して受注すると、つい「あれもやらなきゃ」「これも終わらせないと」という気持ちになりますが、あちこちに気が散ってしまうと確実に仕事のスピードは落ちます。いわゆるマルチタスク状態ですね。
それを防ぐためには「いまはこの仕事だけをやる」と決めて、1つの仕事に集中することがポイント。1つの仕事が終わってから、また次の仕事に取り組むようにして、一度に2つ3つの仕事のことを考えないってことですね。
ただ、絶対にマルチタスクはダメとは私は考えていません。それほど頭を使わないコピペ作業やリストアップするだけの作業の場合には、BGMに音楽とかアニメの音声を流すこともあります。
一方で、しっかりと考えて文章を考える際には、絶対にBGMを切ります。そうやってメリハリをつけてタスクを消化するようにすれば、きっと仕事のスピードが上がって生産性も向上すると思っています。