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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

2時間かけて書いた原稿がクラッシュしたので、執筆環境を見直すことにした

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つい先日、2時間かけて書いていた原稿が、アプリのクラッシュによって吹き飛ぶって経験をしました。これまで使っていたテキストエディタではそんな経験をしたことはなかったんですが、たまたま別のアプリを使っていたことで生まれてしまった悲劇でした。

もう二度とこんなことは経験したくないので、原稿の執筆環境をじっくりと考えてみた話です。

IA Writerで書いていた2時間の原稿がクラッシュ

私はこれまでMacの原稿執筆に「CotEditor」というテキストエディタを使っていました。CotEditorに関してはまったく不満がなかったしこれからも使い続けようと考えていたんですが、最近になってiPad ProとMagic Keyboardを使い始めまして。

CotEditorで扱っているテキストファイルをそのままiPadでも編集しようとすると、結構ハードルが高いんですよね。iCloudで同期してテキストファイルを編集できるようなアプリが、非常に少ない。どっちかっていうと、Evernoteみたいな自前のクラウドに保存するアプリが多いもんで。

それでもなんとかテキストファイルを扱えるアプリはないかと探してみた結果、「IA Writer」ってアプリがよさげだってことが判明。iPad版、Mac版と揃えて使い始めていた矢先、Mac版で2時間書いた原稿がクラッシュするというトラブルに遭遇したわけです。

iCloudに保存していた1つのテキストファイルを、MacとiPadの2つで同時に開いて編集していれば、いずれこうしたクラッシュに遭遇していたでしょうから、早めに気づけてよかったのかもしれません。少なくともIA Writerでは安心して原稿を書けないってことがわかったので、本格的に執筆環境を見直すことにしました。

デバイス問わず使える執筆アプリを比較する

MacだけじゃなくiPadでも同じ原稿を編集する方法として、私が検討したのは次の5つでした。ちなみに私が一番重視したのは、「執筆中にリアルタイムで文字数を表示してくれるか」です。

・Googleドキュメント
Macで使う分には非常に優秀なGoogleドキュメントですが、iPad版アプリが弱いのが難点。文字数については常時表示することができず、メニューの「文字カウント」をいちいちタップしないといけません。iPadのSafariでブラウザ版Googleドキュメントを使ってもいいですが、私の環境では日本語入力ができなくって使い物になりませんでした。

・Dropbox Paper
iPad版アプリは論外ですが、Safariで立ち上げて編集するようにすると割と快適でした。ただ、こちらも文字数カウントするためにはメニューを開かないといけないので、文字数を意識したいときには不便かも。バックアップという観点でいえば、GoogleドキュメントやDropbox Paperのように、勝手に自動保存してくれるとありがたいんですけどねー。

・メモ(Apple純正)
Apple純正の「メモ」アプリは、もともとApple Pencilを使って手書きのメモを使うのに使っています。どうせなら原稿の執筆もメモを使えたらいいなと思うんですが、こちらは一切文字数をカウントしてくれないので、使い続けるのは困難でした。

・Bear
Bearに関してはiPad版しか使っておりませんが、こちらも文字数表示にワンステップ必要でした。アプリ自体はシンプルで使いやすそうですが、メインの執筆環境として使うのは難しそう。

・Ulysses
というわけで今のところ落ち着いたのは、Ulyssesっていうアプリでした。以前Setappというアプリサブスクで触れてみたことがあったので、使いにくさはなし。Mac版はちょっと不格好ですが、文字数をずっと表示することは可能ですしね。

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iPad版だと、もうちょっといい感じに文字数を表示してくれます。

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MacとiPadどっちでも使えるベストな執筆環境は?

というわけで、今のところUlyssesをメインに使おうと考えていますが、気になるところは多少あって完璧ではないので、またすぐに別のサービスを使うかも。Pagesとか。

文字数表示ができて、MacでもiPadでも編集できる執筆アプリを探しているなら、Ulyssesを使ってみるといいかもしれません。