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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

WEBライターが直接契約を結ぶのはおすすめできない理由

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WEBライターとして働くことになれば、契約方法は主に2種類に絞られます。

1つは、ランサーズやクラウドワークスなどのプラットフォームを介してクライアントと契約すること。そしてもう1つが、プラットフォームを介さずに直接クライアントと契約を結ぶ方法です。

たとえばランサーズでは、最大で報酬の20%が手数料として差し引かれるので、収入を増やすという意味では直接契約に大きな魅力があるでしょう。でも、20%の手数料を「保険料」だと割り切れれば、直接契約よりもおすすめだよって話です。

支払いトラブルのリスクあり

幸い私はこれまでにそうしたクライアントに出会ったことがありませんが、WEBライターをやっている人の話を聞くと、報酬未払いで逃げられたり、タダ働きさせられたなんてエピソードを耳にします。そうしたトラブルの原因は、まず間違いなく直接契約していたことにあるでしょう。

少なくともランサーズを使っていれば、クライアントが仕事を発注した時点で「仮払い」が行われてランサーズが報酬金額を預かる形になっています。なので、WEBライターが成果物を納品したのにクライアントからの連絡が途絶えた…って場合にも、事務局に連絡すればランサーズが預かっていたお金を受け取ることができます。

でも、直接契約の場合にはそうした仕組みはもちろんありません。やろうと思えば、報酬未払いで成果物だけ持ち逃げしたり、記事に難癖をつけて未払いにすることも可能。そういう地雷クライアントっていうのは、普段のコミュニケーションでも「?」となることが多いので、早めに気づけるといいんですけどね。

報酬の未払いのような支払いトラブルは、ランサーズを介して仕事を引き受けることで、リスクを抑制することができます。最大20%の手数料も、報酬の支払いを保証する保険料だと考えれば、それほど悪くないのかもしれません。

顔合わせのためにMTGする必要も

直接契約の場合、かなり高い確率で「顔合わせ」「面談」が組まれることになります。要するに、「こちらのオフィスまで来社して打ち合わせできませんか?」と言われるってことです。過去には私も、直接契約で何度も「顔合わせ」や「面談」に参加したものです。

最近ではZoomを使って打ち合わせすることのほうが増えていますけども、私が現在東京都八王子市に住んでいることもあって、渋谷とか新宿のオフィスに呼び出されることもしばしば。私の住んでいるところから渋谷までは往復2時間かかるんですけど、それだけコストを払って伺った先では、たった15分で打ち合わせが終わる…なんてことも。

よく考えてみると、よっぽど単価が大きい案件じゃなければ、対面での打ち合わせなんて参加するべきじゃないと思うんですよね。もちろんクライアントの立場からすれば、仕事を依頼する取引相手と話を交えておきたいって気持ちはよく理解できますけども。

特に私なんかは社会不安障害の影響で、初対面の人とまともに受け答えなんてできない性分なもんですから、直接契約はあまり増やさないほうがいいなと最近思い始めているところです。ランサーズを介した仕事なら、電話やビデオ通話をお願いされることはあっても、対面で打ち合わせを依頼されることはありませんからね。

全部自分で交渉しなければいけない

ランサーズを使えば、原則として価格や納期はあらかじめ決められています。自分にあった金額・期間の案件に応募して仕事を取ってくることで、自分が目指す働き方を実現することが可能。でも、直接契約になると価格や納期をイチから決める必要があるので、交渉が苦手だと不利な条件になってしまうこともあるでしょう。

私も直接契約を結ぶまで価格の交渉なんて経験がまったくなかったので、いくらで仕事を受けたらいいのか悩んだものでした。初めての案件ならどれくらいの作業量が必要になるのかも読めないので、「このくらいの時給を稼ぎたいから、納期はこのくらいで月単価は‥」と決めていくのも無理があります。

もちろん長期的に見れば、価格交渉のスキルもしっかり身につけておくのがベストでしょう。でも、ランサーズのほうが手軽にストレスなく働けるのも事実。この辺りのどっちを選ぶかは好みだと思いますけど、個人的には精神的な負担も小さいランサーズを続けるほうがいいのかなと感じます。

そんなわけで、直接契約は確かに稼げるけど、ここで書いたようなデメリットもあることをしっかり頭に入れておきましょう〜。