これまで4年間フリーランスとして働く中で、ほぼ100%の仕事時間を自宅で過ごしてきました。カフェとかレンタルスペースとかは一切使わず、自宅で全収入を稼いできたんですね。
そんな私が誘惑に負けずに自宅で働き続けられた理由について振り返ってみようと思います。
自分の自制心のなさを認識して、仕組みを作る
「自分は自制心が弱い人間だ」ってことを認識するのが、自宅作業を習慣化する第一歩だと思っています。私がこのことに気づけたのはフリーランスを初めて2年目か3年目くらいだったと思うんですが、それまでは意志の力とかセルフコントロール力に頼って仕事をしておりました。
なので、思うように仕事が進まなかったら自己嫌悪に陥っていたし、自信がなくなって仕事に対するモチベーションがさらに低くなっていきました。「どうして自分は新しい仕事を探さずに遊んでばかりいるんだろう」みたいな。
そんなふうに考える前提には「自分は意志力の強い人間である＝だからやればできるはずだ！」という認識がありました。でも、そのままじゃいつまでだっても自宅で仕事を習慣化することはできないでしょう。
そうではなく、「自分は意志力が弱い人間だ＝だから自分を動かす仕組みが必要だ！」と考えるようにするのがポイント。意志力に頼るのではなく、環境を変えることで自分を思い通りにコントロールしていくわけです。
誘惑のもとは視界に入らないようにする
具体的な方法としては、まず誘惑のもとが視界に入らないようにするって対策を行いました。誘惑のもとを処分するのではなく、あくまでも視界に入らないようにするだけ。
たとえば、仕事のデスクは絶対に壁に面したところに設置して、仕事中は壁しか視界に入らないようにしたり。あるいは、ゲームやお菓子といった誘惑のもとは、クローゼットにしまったり収納ボックスに入れたりして視界から隠す。
たったこれだけでも、誘惑に負けず仕事ができるようになります。目の前にゲームがあったらついやってしまいますが、取り出すのがめんどくさい場所にあったら、ゲームを始めてしまう可能性が低くなるでしょうから。
同じように、スマホからもゲームアプリは削除。意志力に頼って「スマホを使わない！」「ゲームを使わない！」って宣言するんじゃなくて、あくまでもスマホを触りづらく、ゲームをしづらくするのが重要です。
なので、スマホは充電器と一緒に玄関に置いたり、ゲームアプリはイチからインストールしないと始められないように設定。スマホ依存症を治すなら、多分これだけでも大きな効果があるはず。
仕事スペースを決め、物を徹底的に減らす
あとは、「トイレに入ったら用を足したくなる」みたいなイメージで、条件反射的に仕事ができるように工夫しました。たとえば、部屋の一画を仕事スペースとして決めてしまって、そこに立ち入ったらすぐ仕事をするモードに入れる状態を目指します。
いわゆる「if-thenプランニング」として使うなら、「仕事スペースに入ったら、必ず5分仕事を進める」みたいなルールにしてもいいかもしれませんね。
仕事スペースの周りは、徹底的に物を減らすことも心がけています。仕事スペースにスマホは持ち込まず、基本的に仕事用PCのMacBookだけ。最近は2つ目のモニターとして使うiPad Proも置いています。
もしデスク上にスマホもマグカップも本も置いてあったら、条件反射が働きにくくなってしまいます。仕事をやろうとしてデスクに座ったのに、空のマグカップが目に入って「あ、先にコーヒー飲もう」ってなったら、仕事に取り掛かるのが遅くなるでしょうし。
そんなわけで、自宅でも効率よく働くためのヒントとして参考にしてみてはいかがでしょうかー。
