アメリカでは有名な詩に「ニーバーの祈り」があります。私は『嫌われる勇気』を読んでいて初めて出会ったのですが、この詩の考え方って人生における悩み事を解消するのに非常に役立つよねって思った話です。
ニーバーの祈りとは
神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ
これが、ニーバーの祈りの前半部分。要するに、
- 変えられないことはそのまま受け入れる
- 変えられることは変える
- その2つの違いを見分ける
っていう3つが大事だよって伝えているわけですね。
変えられないもので消耗するのを避けるべし
私たちがいつまでも同じことで悩んでしまうのって、変えられないことと変えられることをごっちゃにしてしまうことが原因だったりするんですよね。
「仕事がうまくいかない」って悩みがあったとして、ひとまず職場や上司は変えられないって前提で動くなら、毎日の仕事の生産性を上げるなり、働き方を変えるなりするべきです。
ここで「そういえば恋愛もうまくいってないな」「どうして自分は弱いんだろう」なんて考え始めると、いつまでもキリがありません。
変えられないことにこだわって消耗しても時間の無駄だし、変えられることにしっかり向き合うことが唯一の打開策なんですよね。
変えられるものだけに取り組んでいこう
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私も最近になって「あれがうまくいかない」「これもうまくいかない」と悩むことが多くなりました。そうやって悩みまくっているときに限って、変えられないものと変えられるものをごっちゃにしてるという。
すぐに考え方を変えるのは難しいかもしれませんが、時折ニーバーの祈りのことを思い出して、悩み事を整理したいものですね。