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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

自分の人生を「株式会社」のように考えると楽になるかも

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進学するかしないか、就職するかしないかを考えるときには、周囲のいろんな人たちが口を出してきます。特に、いわゆるレールから外れた人生を歩もうとしている場合、「やめときなよ」「普通に暮らしなよ」と意見する人が少なくありません。

かくいう私もそんな周囲からの意見に振り回された人間ですが、自分の信じる道を進むために「株式会社自分」のことを考えると楽になるかもよって話です。

「株式会社自分」の株主は?

『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』という本では、人の命を株式会社にたとえています。

人間の命は、株式のようなものだとぼくは思っている。

命は、自分ひとりの持ちものではない。何人もの株主が、ぼくという人間に投資してくれている。妻も、息子も、親きょうだいも、親友たちも、仕事仲間の人たちだって、立派な株主だ。無責任なことはできないし、自分に投資してくれた以上、なにかしらの配当を出していきたいと思っている。

「株式会社自分」があったとして、出資してくれる人は大勢います。特に赤ちゃんの頃からずっと出資してくれた両親の持分比率が飛び抜けていて、意見をちゃんと聞かないといけない大株主のように思えてきます。

友達や職場の同僚もそうですし、世界の誰かが何らかの形で自分に食べ物をつくってくれたり娯楽を提供してくれたりしていると考えれば、世界中の人たちが自分の株主になっているともいえるでしょう。

どんな人でも筆頭株主は自分自身

株主には議決権というものがあります。株式会社の意思決定はいつも多数決によって行われており、51%以上の株(議決権)を持っている筆頭株主の意見は、どんな状況でも必ず尊重されます。

「株式会社自分」にはさまざまな株主が存在するとはいえ、51%の株を持っていてもっとも議決権が大きいのは、間違いなく自分自身なんですよね。

株式の過半数を持つのはぼくだ。

ぼくの人生(命)についての株式は、 51 パーセント以上、ぼくが持っている。ぼく以外の誰ひとりとして、勝手に決議することはできない。仕事、就職先、どこに住むか、誰と付き合って誰と結婚するか、決めるのはすべて筆頭株主であるぼくだ。

あらゆる判断について議決権を行使しよう

たとえ善意で「株式会社自分」をよりよいものにしようと考える株主がたくさんいたとしても、最終的にどうするかを決める権利は自分にあります。

他の株主たちが全員口を揃えて「大学に進むべきだ!」と言っていたとしても、筆頭株主の自分が「いや、すぐに就職する」と決めれば、その意見が絶対に尊重されます。

自分の人生の決定権が自分にあるってことを思い出させてくれる考え方だと思いますので、頭の片隅に置いておくといいかもしれません。