普通に毎日生きていれば、事件や事故に巻き込まれて急に命を落とす可能性はゼロではありません。万が一自分が明日死んでしまったとして、パソコンの中で保管しているデータや、ネット銀行のパスワードなんかをどう家族に伝えればいいのかってことを考えたりもしています。
20代で終活するなんて気が早いだろうと思いはするものの、保険のようなものと考えてIDとパスワードの保管方法について考えてみた話です。
IDとパスワード類は1Passwordで
もし明日自分が急に死んでしまったとして、仮にそのまま何もしなければ、毎月払っているサブスクリプションの料金が解約されずに延々と請求されることになってしまいます。
IDやパスワード、暗証番号なんかがわからずに銀行口座からお金を引き出せないでいなければ、遺産を家族に残すこともできないかもしれません。Googleフォトのようにクラウド上で保存している写真も、閲覧できなくなってしまう可能性も。
そんなことになってしまうと、後に残された家族に申し訳ないなって気分になるので、今すぐにでもデジタル終活の目処は立てておきたいところ。その対策と1つとして、私は普段から使っている1Passwordを使おうと考えています。
IDとパスワードを一括で保存してくれる、パスワード管理ソフトですね。これを使えば大抵のパスワードや暗証番号を保管できるので、家族が1Passwrodにアクセスさえできれば、各種サービスの解約とか、銀行口座へのアクセスとかもなんとか進められるはず。
家族にも1Passwordを使ってもらうべき？
とはいえ、誰でもこれまでまったく使ったことのないアプリやソフトを使いこなすのは難しいもの。自分の死後にいきなり1Passwordを使わせることにならないよう、今のうちから家族にも1Passwordを使ってパスワードを管理する習慣をつけてもらうのがいいのかもしれません。
1Passwordには、最大5人までユーザーを追加できるファミリープランが用意されています。ファミリープランなら、家族のアカウントを復元したり共有したりすることもできるっぽい？
私は現在自分用のパーソナルプランのみを契約していますんで、まずはファミリープランに切り替えてパートナーにも1Passwordでパスワード管理をしてもらうことを考えております。
パソコンのパスワード、1Passwordのパスワードはどうする？
ただ、1Passwordを使ってもらっていたとしても、肝心の1Passwordにログインするためのパスワードがわからなかったり、あるいは1Passwordのアプリが入ったスマホやパソコンのパスワードがわからなかったりすると意味がなくなってしまいます。
なのでパソコンのパスワードや1Passwordのパスワードは、紙に書いてメモして、重要な書類として保管しておきたいところ。ただしこれは第三者がパソコンや1Passwordに侵入するリスクも孕むことになるんで、どう保存するかは慎重に考えないといけませんよね。
一般的な解決策としては、金庫を買ってそこにメモを入れておくってことでしょうか。手帳や日記に、暗号的な書き方で残しておくってのもありかもしれません。私なら、昔もらった手紙の裏面とか、交換日記の裏表紙にそのまま書くかも。
というわけで、若い人であっても自分の死後にパスワードをどう伝えるかってのを考えておいて損はしないはず。これをご覧の方も、一度考えてみてください〜。
