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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

「パーキンソンの法則」で仕事を入れまくり、生産性を上げる

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たとえ同じ仕事内容であっても、〆切までの猶予が2時間あると2時間丸々かかり、1時間あると1時間丸々かかってしまう…。それがパーキンソンの法則です。

これを利用し、あえて仕事を多めにスケジュールに入れることで、生産性を高めようってのが今回の話。

1時間で終わるはずの仕事が2時間かかる理由

時給ではなく成果に対して報酬が支払われるフリーランスのような身分だと、いかに生産性を上げるかによって時給換算した時の金額が変わってきます。

その仕事を終えることで2,000円の報酬がもらえるとして、1時間で終わらせれば時給2,000円、2時間かかってしまえば時給1,000円に下がるわけです。

合理的に考えれば、できるだけかかる時間を少なくして時給を高めたいところなんですけども、〆切直前という状況でもなければ、まず理想の時間内には終わりません。

これは「パーキンソンの法則」が働いているせいであって、これは「作業を終えるのにかかる時間は、それをやるために割り当てられた時間いっぱいまで増大しまう」って現象です。

わかりやすい例でいえば、「〆切まであと1時間しかない!」って状況では、大抵の仕事は1時間以内に終わります。しかし「〆切まであと1週間もある」って状況では、1時間以内に終わる可能性は限りなくゼロに近いでしょう。

よっぽど意志の強い人や大量に仕事を抱えている人でないと、〆切があと1週間ある仕事を1時間で終わらせることは難しいはずです。意志の力を鍛えるのには時間がかかりますが、一方の大量に仕事を抱えるってのは、すぐにでもできる行動です。

生産性を上げる最善手は「時間を減らす」

普段から大量の仕事をスケジュールに入れておけば、必然的に仕事を短時間で終わらせないといけなくなります。そうしなければ〆切に間に合わない!って状況を作り出して、作業にかけられる時間を減らすわけです。

すると、1週間の余裕がある仕事でも1時間で終わらせられるし、本来は2時間かかる仕事も1時間で終わらせられる可能性が出てきます。

2時間で終わる仕事が1時間で終わらせられるようになると、時給は2倍。すなわち生産性が2倍になることを意味します。

生産性が高くなれば、それだけ得られる報酬が増えますし、仕事以外に使える時間が増えて自由度も高まります。フリーランスをやっているなら、ぜひとも採用すべき戦略でしょう。

フリーランスなら2割増で仕事を入れるべきかも

というわけで、私も常に仕事を多めに入れることを心がけていまして、「このくらいなら捌けるかな」という仕事量の2割増しで受注していたりします。

「最初は慣れてないから少なめで…」なんてことは言わず、最初からキャパシティ上限のギリギリの数字で仕事を入れるわけです。

初めのうちはプレッシャーがかかるものの、いったん高い生産性に慣れてしまえばストレスにはなりません。報酬は増えて安定するわけですから安心にもつながりますしね。

〆切ギリギリまで手をつけないって戦略もよく使います。〆切効果で生産性がさらに高まり、短時間で仕事を終わらせられるようになるからですね。

もっとも、〆切効果にばかり頼ってしまうと、仕事を前倒しして進めることをしなくなり、結果として〆切が2つ3つと重なった時に大変な思いをするもんですが。