『習慣を変えれば人生が変わる』の著者が「仕事のストレスがほぼゼロになった」と言及している時間管理・仕事管理のコツがあります。
それは、あらかじめ余裕ある〆切を設定しておき、早めに仕事を終わらせること。それによって周囲からの評価が上がり、ストレスも減るかもよって話です。
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1.3割余裕を持って〆切を設定しよう
『習慣を変えれば人生が変わる』の著者に、
私が学んだ中で最高の時間管理のコツである。
とまでいわしめている仕事の進め方があります。それは、
余裕のある約束をして、早めに成果を上げる
ということ。要は、予想よりも長めの〆切を設定するってわけです。具体的には、3日で終わりそうな仕事を頼まれたとき、「3日でやれます!」っていうんじゃなくて「5日で終わらせます!」と宣言するわけですね。
そうすれば、予想通り3日で終わらせたときには「こんなに早く終わらせてくれてありがとう!」と感謝されますし、もし5日かかってしまったときにもマイナス評価がつくことはありません。
さらに、「ギリギリの日程で終わらせなきゃ!」というプレッシャーも減るんで、仕事上のストレスも激減することでしょう。同じく『習慣を変えれば人生が変わる』の著者が、
おかげで仕事のストレスがほぼゼロになった。
と絶賛しているのもうなずける話です。
ちなみに、タイトルでは「3割」余裕を持って〆切を設けることについて書きましたが、別に30%って数字にこだわらなくてもOK。3日見込みなら5日〆切で、5日見込みなら8日〆切、8日見込みなら10日〆切って感じで、キリのいい日数で決めるとよいでしょう。
2.周囲からの評価が上がる!
仕事の場面だけでなく、プライベートのシーンでもこのやり方は役立ちます。たとえば、
仕事からの帰りが遅くなりそうなとき、私は「夜の9時には帰る」と妻に伝えるようにした。その結果、8時半に帰宅すると、妻は私をまるで英雄のように出迎えてくれた。
…みたいな。予想よりも少し遅めの帰宅時間を知らせておいて、その時間より早めに帰宅する。家庭を持っているサラリーマンにとっては、夫婦円満の秘訣になりそうなポイントです。
似たような話は飲み会の席でもみられるんじゃないかと。たとえば、18時〜21時までの飲み会に誘われたときに「21時ギリギリになりそう」ってあらかじめ連絡しておくとします。
実際には20時ごろには参加できる見込みだったとして、その時間に飲み屋さんに行けば「忙しいのに来てくれてありがとう!」と感謝されることでしょう。飲み会のメンバーからの評価もアップするはず。
3.〆切に追われるストレスも減少!
「〆切効果」って言葉があるほど〆切前の集中力には目を見張るものがありますが、この〆切効果は普段よりも多大なストレスがかかっているからこそ発揮できるものです。
「間に合わせないと叱られる」「仕事をもらえなくなるかも」というプレッシャーがあるからこそ、いつもの何倍ものパフォーマンスを発揮できるわけです。ストレスが私たちの味方をしてくれる好例ですね。
ただし、〆切効果は諸刃の剣。高いパフォーマンスを発揮できるのはたしかですが、心身にかかる負担も大きくなります。願わくば、〆切効果に頼らず仕事を終わらせ、余裕を持ってスケジュールを組みたいところです。
そこでも役立つのが、この記事で紹介した方法。3日の仕事を5日までに終わらせるって約束をしておけば、〆切効果に頼らなくても約束を守れる可能性が高くなります。もちろん、「5日までにって約束したけど、実際には3日で終わらせるぞ」って意識は必要ですけども。
「5日まで余裕あるから、まだ取りかからなくていいや〜」なんてスタンスだと、結果的に〆切効果に頼らざるを得なくなりますからね。
まとめ
以上、「3割余裕を持って〆切を決める」ことで、周囲からの評価が上がり、さらに仕事上のストレスも減るぞって話を書いてきました。仕事管理のセンスがある方なら、日常的にこのやり方で仕事に取り組んでいるって方もいることでしょう。
会社員はもちろん、私のようなフリーランスにとっても役立つテクニックですので、早速明日の仕事から取り入れてみたいと思います。