都内への引っ越しを数日後に控えた私。ミニマリストな暮らしへの憧れから、中サイズダンボール2個分にまで所持品を減らし、宅配便で引っ越しをすませられる程度にまで断捨離してきました。
今回は断捨離する際に心がけた、私なりの考え方や方法論を紹介してきます。
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1.1000円以下のモノを運ばない
まず考えたいのは、引っ越しってのは「モノの移動」だということ。引っ越す際には引っ越し屋さんや宅配業者さんにお金を払いますが、その対価は「モノを運ぶ」ことであるってのは忘れちゃいけません。
そこで考えたいのが、移動させるためだけにお金を払う価値があるモノなのか?を問い直すこと。たとえば私は、「1000円以下のモノは運ばない」という基準を設けています。
つまり、Amazonですぐ買えるようなモノは、あえて運ぶコストをかける必要はないってことであります。100円ショップで買える商品だったり、1個あたり500円前後の製品は、持って行かずに処分するルールにしました。
「500円以下のモノは運ばない」「100円以下のモノは運ばない」など、自身の経済状況によって基準を変えていくのがおすすめです。
2.以前使った記憶を思い出せないモノは捨てる
続いては、前回使ったときのことを思い出せないモノは、引っ越しに持って行かず捨てることにしました。夏にしか着ないTシャツや冬物のコートも含め、前回使ったのはどんなシーンだっけ?と考えて、思い出せないようなモノは処分することを基本にしました。
前回の使った記憶を思い出せないようなら、それは自分にとって価値の低いモノであり、なくてもいいモノと考えられます。使っていて記憶にも残らないような製品は、あえて引っ越し先に持って行く必要はないでしょう。
たとえば私なら、うまく使いこなせずシンクの下で眠っていた鉄製フライパン、買った直後しか使っていなかった腹筋ローラー、筋トレの影響でサイズが合わなくなり、押し入れに保管していたパンツやシャツなんかを処分しました。
3.「仮ゴミ箱」をつくる
引っ越し当日まで日数の余裕があるうちに、「処分したつもり」メソッドを試していました。要は、捨てるのに抵抗を感じるモノを一時的に保管しておくダンボールをつくっておくことですね。
引っ越し当日直前に、その「仮ゴミ箱」を開けてみて、まだ残っているモノはすべて処分するってルールです。仮ゴミ箱から取り出したモノは、自分にとって必要なモノだと判断して引っ越し先に持って行きます。
コツは、「この日になっても残っているモノは絶対捨てる」というルールを厳守すること。引っ越し3日前に仮ゴミ箱を開けると決めたなら、その日に「やっぱりこれは取っておこうかな?」なんて考えずに、心を無にして処分するのが大切かと。
4.引っ越し後の引っ越しをイメージする
意外と効果があったのが、「もし引っ越し後、すぐに引っ越すとしたら?」と考えることです。引っ越し後、1ヶ月以内に別の部屋に引っ越すと仮定したとして、荷ほどきせずそのまま運ぶ可能性があるモノは処分するってわけですね。
引っ越し後すぐにダンボールから出して、部屋の中で使い始める…。そんなモノだけを身の回りに残しておきたいものです。
季節外れの冬物・夏物は別にして、引っ越し後すぐに荷ほどきしない未来が予測できるなら、それは処分してしまっていいモノなんじゃないでしょうか。私はこの考え方を取り入れることで、大幅にモノを減らせたように思います。
5.「もったいない」の感情を深掘りする
モノを処分するときになると、つい「もったいない」という感情が出てきます。日本人なら当然のように浮かんでくる気持ちですが、その根っこにあるのは人それぞれ違うように思います。
「お金がなくて買えなくなる」ことへの恐れなのか、「地震で物流が途絶えてモノが買えなくなる」ことから来ているのか、あるいは過去のトラウマからモノを手放せなくなっているのかは、一人ひとり異なっているように思うのです。
「もったいない」という感情を深掘りし、「なぜもったいないと感じるのか?」と深掘りしてみると、やっかいな気持ちを手放すことができるかもしれません。「たった100円の歯ブラシがコンビニで買えなくなる未来なんてある?」みたいな。
まとめ
以上、引っ越しを控えた私が試した、モノを減らすための方法をご紹介してきました。ほかの場所で語られている内容も少なくないと思いますんで、心に刺さった部分だけ参考にしてもらえればと思います。
モノが少なければ1つのことに集中しやすくなりますし、引っ越し代金も抑えることができます。掃除の手間も少なくなるのでいいことづくしです。
断捨離を実施するベストタイミングである「引っ越し前」を、持ち物を見直す機会にしましょう。