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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

20代だからこそ、貯蓄や保険よりも「本・人・旅」に投資しよう

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20代から老後のために貯蓄する…なんて話を聞いたことがあります。そもそも自分たちの40年後、50年後に生きているかもわからないのに、せっせとお金を貯めて楽しいんでしょうか。私はそうは思いません。

ここでは、将来のためにいま「我慢」する、という思考から抜け出し、価値あるものに投資する習慣をつけようって話を書いていきます。

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1.20代でも貯蓄すべき?

私は現在20代前半ですが、これまで貯蓄というものをほとんどしてきませんでした。高校時代は稼いだバイト代をすぐ使い果たしていましたし、大学に入学して一人暮らしをしてもまったく銀行残高は増えず。奨学金もバイト代もあったのに、ほぼ使い切っていたわけです。

そんな浪費癖のあった過去の自分を擁護するわけではありませんが、私は「若いうちから老後に備えて貯蓄!」という風潮が大嫌いだったりします。40年後、50年後のために、若いうちの貴重な数万円を貯蓄してしまっていいのかよ、と。

貯蓄によって老後の安心は叶えられるかもしれませんが、その分20代の貴重な時間を「我慢」に費やしてしまうことになります。私は、いまも未来も同じように楽しみたいと考えているため、未来のためにいまを犠牲にする…なんてことはしたくないんであります。

2.「おつきあい」で保険に入った話

貯蓄と並んで私が必要なしと感じていたのが「保険」でした。

20代で独身、自分が死んで経済的に困る人はいないし、日本には手厚い健康保険制度があります。医療費は基本3割負担だし、月額6万円以上になるなら「高額療養費制度」で一定以上の医療費は還付されます(上限月額は人による)。こんなに恵まれた国の制度があるのに、なぜ民間の保険なんぞに入らないといけないのか

…なんて思っていたんですが、実は昨年、いわゆる「おつきあい」で生命保険に加入させられてしまいました。

もちろん当時から生保に加入するのなんて絶対反対!ってスタンスだったんですが、私の将来を心配してか、親が保険料を肩代わりするからといって加入することになりまして。結局、月額5000円くらいを保険のおばさんに支払うことになりました。私に掛けられた保険なのに私自身は保険料を1円も払っていない、というおかしな入り方ですが、とにかく20代のうちから(しかも、まだ親の健康保険の扶養に入っているのに!)生命保険に加入しております。

ここだけの話、将来親が「もう自分で払ってね」と言ってきたら、「イヤだ」の一言で解約するつもりです。「国の健康保険は破綻するリスクが…」なんていう人もいますが、じゃあ健康保険制度が破綻したときに、民間の保険会社がこれまで通りにサービスを提供すると思う?と考えると、私はおおいに疑問であります。

3.もし貯蓄・保険のお金を投資に使っていたら

もし、高校時代・大学時代の自分がバイト代を全部貯蓄に回していたとしたら、フリーランスになろうと思ったきっかけの『脱東京』という本にも出会わなかったでしょう。飲み会代やサークル費も払わなければ、大学時代に貴重な友人をつくることもできなかったはず。

同じように、いま生命保険に払っている月5000円のお金を仕送りとして送ってもらい、それを本や海外旅行に当てていたとしたら、「若いうちに入った方が保険料が安い」というメリット以上の経験が得られるのかもしれません。

だって、20代の5000円と、40代の5000円って同価値じゃないじゃないですか。

20代にとって5000円って、結構悩む買い物になりますが、きっと経済的に裕福になる40代になってからは、5000円くらいポンと出せるようになっている可能性が高い。中学生のときは自販機の100円のジュースですらためらっていたけど、社会人になるとスタバでなんのためらいもなく500円のコーヒーが払えるのと同じです。

私はいまの5000円を大事にしたいと強く願っています。

4.「本・人・旅」の重要性

ライフネット生命の出口治明さんは、その著書で「本・人・旅」の重要性を説いています。本を読んで教養を身につけるために時間とお金を使い、人と交流し人間関係を広めるために時間とお金を使い、広い世界を知るために旅行へ時間とお金を使う。それが大事だよって話ですね。

これは私もたいへん共感できる話で、本を読まなければいまの自分はないと思っていますし、気のおけない友人や家族がいることはどんなことよりも価値があると思っています。旅行に行った経験は少ないですが、どれも友人との仲を深め、広い世界を知る重要な機会になっていたように思います。

以前書いた「幸福になるためのお金の使い方5つ」という記事では、モノよりも経験を買った方が幸福になれるという話も書きました。本・人・旅にお金を使い、時間を費やすことは、人生の生産性をあげるだけでなく満足度も向上させてくれるのでしょう。

5.もっと積極的にお金を使おう

というわけで、たとえ20代でも30代でも、もっと積極的にお金を使っていこうよ!というのが私の考えです。

どうしても不安なら、自分が最低限の暮らしを続けながら1年間は無収入でもすごせるくらいの貯金はつくっておいてもいいかもしれません。結婚して子どもが生まれ、さらに会社にも属さないフリーランスなら、家族のために保険に加入するのもいいでしょう。

しかし基本的にお金は、貯蓄ではなく投資に使うべきもの。

本に投資し、人に投資し、旅に投資することをモットーに、溜め込みすぎず、どんどんお金を使って豊かになっていきましょう。

まとめ

  • 未来のために、いま「我慢」して不幸を選ぶのは間違っている!
  • 20代の5000円と、40代の5000円は同価値じゃない
  • 貯蓄や保険よりも、「本・人・旅」にお金を使って投資すべし

とまあ、若いうちでも金を使おうぜ!と思っている私も、実は投資信託で月収の25%を運用していたりもします。「若いうちから資産形成しておけば、人生で仕事をしなくていい期間が増える」という別の理念にもとづいているんですが、これは別の話。

ということでやっぱり、若いうちにこそ、本や人、旅に投資していきましょー!

以上、『20代だからこそ、貯蓄や保険よりも「本・人・旅」に投資しよう』という記事でした。