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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

「危機感、快感、期待感」で習慣化する目的を再確認しよう

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人は習慣の動物である、とよくいわれます。

毎日続けている日記も、なかなかやめられないテレビも、習慣の力によるものなんですな。

今回は「悪習慣をやめる」ことに焦点を絞り、先延ばしや夜更かしなど悪い習慣を手放すためのコツを紹介します。

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1.悪習慣を手放すには目的意識が大事

基本的に、習慣化のためには「仕組みづくり」が大切になります。

スマホ依存症を治したいなら、スマホにロックをかけるとか、家に着いたら玄関に置いてしまうとか。

意志の力やモチベーションの力に頼ることなく、あらかじめ用意していた仕組みに沿って行動することで、いい習慣を身につけたり悪い習慣を手放したりするのが定石であります。

そしてもうひとつ大切になるのは、「なぜその習慣を手放したいのか(身につけたいのか)」という目的意識です。

2.誘惑をはねのける目的をどうつくるか

たとえば習慣化のために仕組みづくりをおこなって、「時間を浪費しないようにテレビを処分する!」としても、なんの目的意識も持たずにいればそのうちパソコンで動画を見たりとか、スマホでゲームしてしまうことになるでしょう。

「ダラダラしたい」という欲求を満たすための手段が、テレビではなくパソコンやスマホに切り替わっただけですね。

そうではなく、「なぜテレビを見ない生活を送りたいのか」をしっかりと考え、習慣化の目的を定めることが必要になります。

習慣本のなかでも、悪習慣を手放すメソッドに特化した『「やめる」習慣』では、「危機感、快感、期待感」の3つのキーワードで習慣化する理由を考えるといいよって話が書いてあります。

3.「危機感、快感、期待感」の3つのキーワードを意識すべし

3つの「感」をひとつずつ解説していきます。

危機感

1つめの「危機感」は、この習慣をやめなければ「こんな悪いことがある」というものです。

まず最初は「危機感」であります。

いわば悪習慣によるデメリットを考えること、となるでしょう。

学生なら、いま先延ばししている勉強をこのままやらなかったら、志望校に受からないかも…という危機感をイメージすることです。

私だったら、めんどくさいからといってよく食器洗いを先延ばししてしまうクセがありますんで、「このまま先延ばししてたら、汚れが落ちにくくなってシンクは臭くなり、食器が溜まってさらに洗いにくくなるぞ」とイメージし、危機感を抱くようにしています。

ただ、あまりに強い危機感を持ってしまうと逆にプレッシャーになり、さらに先延ばししてしまう結果になりかねません。

「締め切り効果」はたしかに生産性をあげるけど「トンネリング」には気をつけようねって話」でも書いたように、危機感が募らないと仕事を始められない…みたいな締め切り効果依存症になる可能性もあります。

あまり自分を追い込みすぎないよう注意した方がいいですね。

快感

2つめの「快感」とは、この習慣をやめれば「こんなよいことがある」という目先のメリットです。

続いての「快感」もわかりやすいでしょう。

悪習慣を手放したとき、どれだけいい気分になるか、どんなに開放的になれるか、つまり短期的なメリットをイメージしようって話です。

タバコやアルコールをやめようとするときにはあまり役に立たないかもしれませんが、たとえば先延ばしの習慣を手放すときには効果抜群なはず。

先延ばしをせず、〆切の何日も前に仕事をやり終え、〆切前のイライラや焦燥感からも無縁になる…。

そんな未来をイメージすれば、先延ばしせずにすぐに仕事へ取り掛かりたくなるはず。

ちなみに、ここでは明るい未来をできるだけ具体的にイメージすると効果的ですんで、普段から日記をつけておき、先延ばしせずに仕事を終えられた日の生々しい感覚をメモしておくのがおすすめです。

期待感

3つめの「期待感」は、快感が目先のメリットであるのに対して、長期的なメリットです。やめ続けることでどんな効果があるか、仕事、人間関係、健康、家族への影響などに広げて考えていくといいでしょう。

最後の「期待感」は、ちょっとイメージしにくいかもしれません。

ようするに、短期的ではなく長期的に考えた悪習慣を手放すメリットであり、「快感」の未来バージョンですね。

先延ばしの習慣を克服することで、短期的には「開放的な気分」とか「焦燥感と無縁になる」というメリットがあります。

さらに長期的なメリットも考えてみると、「昇進昇格して給料がアップする」とか「さらにやりがいのある仕事が舞い込んでくる」みたいな影響があげられると思います。

あるいは、「仕事が早く終わるので早く帰宅できる」「ストレスが少なくなって食べすぎを防げる」など、人生のさまざまな分野へ好影響がおよぶことでしょう。

こうして長期的なメリットもイメージしつつ、悪習慣を手放していきましょう。

まとめ

  • 悪習慣を手放すためには、目的意識を持つことが大事
  • 「危機感、快感、期待感」の3つの視点から、やめるべき理由を考えよう
  • 悪習慣によるデメリット、短期的なメリット、長期的なメリットを考えるべし

以上、『「危機感、快感、期待感」で習慣化する目的を再確認しよう』という記事でした。