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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

固定費を変動費より優先して節約した方がいい理由3つ

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家計の節約には、食費などの変動費よりも、家賃・車代のような固定費を見直すべき。

そんな考え方があたりまえのものになりました。

今回はなぜ固定費に注目した方がいいのか、その理由を考えたいと思います。

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1.たくさんの意志力が必要

変動費の節約は避けるべき大きな理由として、「意志力をたくさん使わないといけないから」があると私は考えています。

変動費を節約するってことは、意志力を使う機会が増えるということでもあります。

余分な電気がついていたら

「あそこの電気を消さなきゃ(でもめんどうだしいいかなあ)」

と意志力を消費し、買い物に行けば

「この半額のお菓子買っちゃおうかな(でも節約中だし我慢しなきゃ)」

と、また意志力を消費します。

1日の意志力には上限がある、ってのが心理学的な定説ですので、そうやって意志力を消費する生活をしていると、

  • 寝る前にネットショッピングで浪費してしまったり
  • 甘いものをドカ食いしてしまったり

という結果にもなりかねません。

そもそも私のような意志力の弱い人間にとって、買い物に行くたびに100円のお菓子を我慢することってかなりの苦行だったりします。

固定費の節約なら、意志力を使うのは1回きり

でも、固定費を節約するって戦略であれば、意志力の消費をぐんと抑えることができます。

たとえば家賃の節約であれば、引っ越す決心をするまでに意志力は必要ですが、いったん引っ越して家賃を節約してしまえば、毎日あれこれ悩む必要はありません。

いったん車を手放してしまえば、月々の固定費はガクッと落ち、ガソリン代を節約するためにあちこちのスタンドを回る必要も無くなります。

最初に1回だけ意志力を使う必要がありますが、その後は不要になるってことですね。

節約効果も高いので、多少水道や電気をムダ遣いしても家計には響かなくなるでしょう。

結果、意志力の消耗を抑え、仕事や家事・勉強などに使えるようにもなるはず。

2.「ストレス発散」のムダ遣いリスク

変動費でコツコツ節約していると、「ストレス発散」を名目に散在してしまう可能性が高くなります。

いつも節約してるし、今日くらいいいよね」って言い訳してしまうアレです。

そもそも変動費の節約なんて、数百円か数千円程度の節約効果しか出ていないはずなのに、なぜか1万円単位で「ストレス発散」の買い物をしてしまいます。

これではお金は貯まらないし、「なんであんなことしてしまったんだ…」と、後悔の気持ちとと自己嫌悪に苦しむことになります。

人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれないことです。

と、『嫌われる勇気』でも説かれていましたよね。

それを避けるためにも、自己嫌悪に陥りがちな変動費節約はストップするべきでしょう。

3.変動費節約より高いコスパ

いうまでもないことですが、変動費節約よりも、固定費節約の方がパフォーマンスは高くなります。

我慢したり行動したりする労力に対し、節約できる金額が大きいってことですな。

食費を節約しようとすれば、買い物に行くたびに安いものを探し回り、結果数百円程度の節約しかできません。

「チリも積もれば山となる」といいますが、もっと手軽なのは「粘土で山をつくってしまう」ことです。

1クリックで退会できる毎月の定額サービスを解約し、ネット上の手続きだけすませてスマホは格安SIMに移行する。

そんな節約をおこなうだけで、変動費をがんばって減らす何倍もの節約効果が得られます。

コスパを重視して買うものを選び、変動費を節約するのではなく、そもそも固定費の方が節約のコスパが高いってことを認識しようって話ですな。

「節約してる自分が大好き」って人や、「とにかくがんばってる感が好き」って人の場合には、変動費をコツコツ削る方があっているのかもしれませんけど。

まとめ

  • 変動費の節約は、たくさんの意志力を必要とする
  • 「ストレス発散」を名目にムダ遣いし、自己嫌悪に陥る危険性がある
  • 固定費を節約する方が、コストパフォーマンスが高い

以上、『固定費を変動費より優先して節約した方がいい理由3つ』という記事でした。

ちなみに世の中では、

  • 住宅費
  • 車代
  • 保険料
  • 通信費

四大固定費と呼ぶそうな。

この4つをメインに固定費の節約に取り組むのがいいってことなのでしょう。

家賃の低いところに引っ越し、車は手放し、保険は解約して、スマホは格安SIMに乗り換える。

これを基本方針として節約にチャレンジしてみましょう。