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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

冬は眠いのが当然!日光を浴びる時間を増やして元気を取り戻そう

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冬になると睡眠時間が長くなる…。

そんな経験をしたことはないでしょうか。

今回は冬に睡眠時間が延びる原因を、「日照時間」をテーマに考えていきます。

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1.「睡眠ホルモン」メラトニン

体内には「メラトニン」というホルモンが存在します。

別名「睡眠ホルモン」とされる物質で、私たちの眠りを司るホルモンとして知られています。

このホルモンが多ければ多いほど、寝つきが良くなって睡眠の質があがり、ぐっすりと眠れるようになります。

またメラトニンは、昼間明るいうちは分泌量が少なく、夜暗くなると分泌量が多くなります。

周囲が暗くなり、メラトニンが体内に多くなると、私たちは自然と眠くなるってことであります。

メラトニンの原料「セロトニン」

メラトニンの原料となるのは、別名幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」という物質。

暗くなると量が増えるメラトニンとは逆に、明るいときに分泌量が増えるのがセロトニンの特徴です。

朝起きたら日光の強い光を浴びてセロトニンの生成を促し、夜はできるだけ暗い環境ですごすことによってメラトニンの分泌量を増やす。

これが、朝はスッキリ目覚め、夜はぐっすり眠れる理想的な生活リズムであります。

2.冬の睡眠時間が長くなる理由

ところで、冬になると睡眠時間が長くなる傾向があったりします。

「寒いせいで朝起きられない」「冬はつい二度寝してしまう」なんて経験は、だれにでもあるでしょう。

実際に、冬は平均睡眠時間が約30分延びることがわかっています。*1

「冬は寒いから当然でしょ」と考えたくなりますが、寒さよりも「日照時間の少なさ」が、冬の睡眠時間の延びに関係していると考えられます。

つまり、冬になり日照時間が短くなると、前述したセロトニンの量が少なくなり、その結果メラトニンの量も減って生活リズムが崩れてしまうというわけですな。

メラトニンの量が減ってしまうと睡眠の質が低下し、「いくら寝ても眠い」という状態になってしまいます。

すなわち、日照時間の短さによって睡眠時間は長くなってしまうのであります。

3.日光を浴びれば睡眠時間が短くなるかも

こうしたメカニズムをもとにして考えると、「日光に浴びる時間を増やす」という方法が、睡眠の質向上にピッタリだとわかるでしょう。

朝から昼にかけてより多くの日光を浴び、セロトニンの生成を促してあげれば、夜にはより多くのメラトニンが分泌されます。

より多くのメラトニンがあれば、睡眠の質が向上し、少ない睡眠時間でじゅうぶんな休息がとれるというわけです。

また、セロトニンの原料となる「トリプトファン」という栄養をとることもおすすめ。

トリプトファンは、大豆製品やナッツ類、鶏卵なんかに多く含まれるんで、冬にはこうした食べ物を多めに食べるのも有効でしょう。

まとめ

  • 睡眠の質を高める「メラトニン」は、周囲が暗いときに分泌される
  • メラトニンの原料となる「セロトニン」は、日光を浴びることで生成される
  • 日光をたっぷり浴びてセロトニンとメラトニンを増やし、短い睡眠時間で元気になろう

以上、『冬は眠いのが当然!日光を浴びる時間を増やして元気を取り戻そう』という記事でした。

セロトニンとメラトニンの仕組みを考えれば、日照時間が短くなる冬、「寝ても寝ても眠い」となるのは当たり前のことでしょう。

動物が「冬眠」するのも、寒さや食糧不足だけでなく、日照時間の短さも関係してくるんではないかと思うほど。

眠いせいで自己嫌悪に陥りそうになったら、「人間として当たり前の現象なんだ」と、自分をいたわってあげましょう。

そのうえで、もっと元気に冬の毎日をすごしたいなら、いつもより日光を浴びることに気をつけてみてはいかがでしょうか。