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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

「楽しい」「好き」の感情を大切にすべき理由とは

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最近「楽しい」「好き」って感情を抑えてませんか?

子どもの頃から「そんなことより勉強しなさい」っていわれ続けてきた人は、そういう傾向が強いかもしれません。

でも、脳科学的には「楽しい」「好き」といった”快”の感情を大切にした方が幸せになれるっぽいですよ。

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1.「楽しい」「好き」でドーパミンが放出

ドーパミン」という言葉を聞いたことがないでしょうか。

ドーパミンは、カンタンにいうと快感や充実感をもたらしてくれる脳内物質であります。

脳が目覚めるたった1つの習慣』では、次のように書かれています。

扁桃体が「快・好き」というタグをつけたとき、それを受けて神経核から放出される神経伝達物質が「ドーパミン」です。

扁桃体とは、人間の脳の中でも原始的な部分。

生存欲求など、原始人の脳と考えればわかりやすいでしょう。

扁桃体が「快・好き」のタグ付けをした情報に関しては、報酬回路に関係するこれらの脳領域が快感を覚えて、熱心にその情報に取り組んでくれるわけです。

この扁桃体が「楽しい」「好き」と認識した行動について、ドーパミンを放出することで、私たちの心身をそれに向けさせるってことですね。

好きこそ物の上手なれ」って言葉があるように、私たちが「楽しい」「好き」と感じた行動には、脳がドーパミンを放出して手助けし、その行動をとるよう後押ししてくれるって効果があるんです。

2.ドーパミンはやる気と集中力をもたらす

ただし、このドーパミンが放出されるのは、「楽しい」「好き」という感じたものが手に入ったときではありません

報酬回路がドーパミンによって活気づくのは、「快・好き」のタグ付けをしたものが手に入ったときではなく、手に入りそうだと感じたときだということです。

たとえば「お菓子がもらえる」って報酬によってドーパミンが放出されますが、そのタイミングはお菓子をもらったときではなく、「お菓子がもらえるかも!」と期待したタイミングってことですね。

これは言い換えると、「自分を生き延びさせてくれるもの、自分を幸せにしてくれるものを取りに行かなくては!」という意志が脳を活性化するのです。
生き延びるために必要なものを手に入れようというモチベーションが、脳力のスイッチをONにして、やる気や集中力を発揮させます。

ドーパミンを放出するような「楽しい」「好き」って感情を呼び起こすものによって、やる気スイッチがオンになるというわけです。

この性質をうまく使って、「なにか報酬が得られそうだぞ!」と脳を期待させることによって、自在にやる気と集中力を引き出すことができます。

3.やる気と集中力によって幸福をもたらす

こうした脳の仕組みから、脳を目覚めさせるためには、「主観的幸福度を上げる選択をして、積極的に行動すること」が必要だと言えるのです。

「主観的幸福度を上げる」、つまりドーパミンを放出させる行動を選び、脳内物質の力を借りながら「積極的に行動する」。

その結果、やる気と集中力に満ち溢れた状態で物事に取り組むことが可能となります。

すると、【瞑想入門】呼吸に意識を向けて脳を大きくする「マインドフルネス」の実践 の記事で紹介したような「マインドフルネス」な状態になるわけです。

目の前の物事に没頭し、注意力と集中力のすべてを集約し、「今ここを生きる」状態になるんですな。

過去の後悔や未来の不安から解放される「今ここを生きる」状態は、私たちに幸福をもたらしてくれます

こうして私たちが「楽しい」「好き」を大切にすることで、最終的には幸福になれるのであります。

まとめ

  • 「楽しい」「好き」と感じるものによって、ドーパミンが放出される
  • ドーパミンはやる気と集中力をもたらしてくれる
  • 高いやる気と集中で没頭すれば、マインドフルネスによって幸福感が得られるよ

以上、「「楽しい」「好き」の感情を大切にすべき理由とは」という記事でした。

個人的に振り返ってみると、最近「楽しい」「好き」って思えたのっていつだろう…と考えてしまいます。

アニメを見たり読書をしたりするのは確かにおもしろいし楽しいけど、めちゃくちゃ没頭するレベルってわけではないのかも。

私も「楽しい」「好き」と思えることもっと大切にしないとですね。