中途半端なモノを買って、後悔した買い物ってありますよね。
私はよくそういう失敗をする方でして、今回読んだ『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』の「大富豪思考」がすごく役立ったのでメモ。
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1.モノを買ってから後悔することってあるよね
あれにするかこれにするか、じっくり選んで買ったモノにも関わらず、どうしても後悔の気持ちが残ってしまうことってありますよね。
そういうネガティブな感情が残ってしまうのは、大体「安い」を理由に買ってしまったものが多いように思います。
「迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめとけ」という格言がありますが、まさにこの「買う理由が値段」状態になった買い物が、のちのち後悔につながるってわけですね。
2.大富豪思考とは
そんな買い物におけるミスを減らすために、メンタリストDaiGoさんの本『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』が役立ちます。
本書のなかで紹介されている、「大富豪思考」というのがポイント。
これは、
何かを買いたくなったら、「お金が無限にあったら、本当にこれを買うか？ もっといいモノを買うのではないか？」と自分に質問してみましょう。
この質問をすると、中途半端なモノを買うことが劇的に減ります。
というもの。
「今買おうとしているモノよりも、もっといいモノがあるんじゃないか」と考えるわけです。
たとえば、100円ショップでボールペンをなんとなく買おうとしたとします。
このシーンで大富豪思考を用いると、「文房具専門のお店に行けば、もっと書き心地が良くて疲れなくて、しかも替え芯もあるボールペンがあるんじゃないか」と考えることができます。
100円ショップでのボールペンの衝動買いを防ぐことができ、モノが減ってお金も貯まる。
この思考をフル活用できるようになれば、身の回りが本当に良いもので囲まれ、本当に好きなもの・気に入ったもので囲まれることになります。
それってすごく幸せな暮らしですよね。
心の余裕のなさをモノでごまかしてるだけ
お金があって「いつでも買える」と思うと、心に余裕が生まれて人はモノをそれほど買わないものです。お金が少ないからこそ、人は衝動的に安いモノをたくさん買ってしまうのです。
ほかにもメンタリストDaiGoさんは、このような鋭い指摘もされています。
少しイメージすれば想像できますが、大富豪は100円ショップでちょっとした雑貨を買ったりすることはないでしょう。
なぜなら、100円ショップのものよりもずっと優れている雑貨を買える経済力があるからですね。
そんな経済力がある人間は、心の余裕ができるもんです。
コンビニには悪質な客が良く来るけど、高級料理店にはマナーを守る客しか来ないことと一緒であります。
私たちが目指すのは、人生の生産性を高めること
中途半端なモノとは、要するに、手の届きやすい値段だけれども、本当にほしいかといわれるとそうでもないモノのことです。中途半端なモノに囲まれた人生が望ましいとは誰も思わないでしょう。
いくら心に余裕がないからといって、モノを買い込むことで現実逃避してはいけません。
安くてどうでもいいモノを増やし続け、部屋は中途半端なモノだらけ。
もはや床が見えないほどモノがあふれ、身動きができなくなってしまっている…。
それほどモノに囲まれている中で、「お金がなくてほしいものが買えないんだ」なんていうギャグみたいな現象さえ起こってしまいます。
もちろん、浮いたお金を貯めていけば、大富豪思考で思い浮かべた「自分にとって一番いいモノ」を買うこともできるわけです。
そんな笑えない状態を防ぐためには、この大富豪思考を身につけて、日頃から「自分にとって一番いいモノ」を買う習慣をつけることが大事になります。
ただし、ティッシュやトイレットペーパーといった日用品にはこの思考は相性が悪いんで、生活必需品以外のモノを買うときに活用するのがおすすめ。
中途半端なモノを買うことをやめ、自宅のモノを減らして貯金を増やせば、ゆくゆくは理想の暮らしに到達できることでしょう。
迷う時間、モノを探す時間、管理する時間を減らして、そのぶん自分がやりたいことを実現できるようにする。これが片づけの本当の目的なのです。
メンタリストDaiGoさんもこのようにいってますしね。
まとめ
- 「大富豪思考」で本当にほしいもの以外は買わないクセをつけよう
- そうすれば将来は、余計なモノが少なくお金は貯まり、理想の暮らしができるよ
- モノを減らすことの目的は、こうした理想の暮らし・幸福を追求することにあるはず
以上、「【大富豪思考】モノを減らしてお金を貯めるテクニック」という記事でした。
『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』では、ほかにもモノを減らすテクニックや考え方が多数紹介されています。
もちろん、タイトルの通り片づけを進めるための方法も学べるでしょう。
しかしこの本の本質は、「自分の人生の生産性を最大化すること」を目指そうって話です。
だから、よくあるミニマリスト本や断捨離本とはちょっと違ったテイストになっています。
「片づけを通じて人生を豊かにしたい」という方、「集中力を上げるために片づけのコツを学びたい」という方は、ぜひ手に取ってみてください。
