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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

「反面教師から学ぶ」ことができるってのは、人生で3番目くらいに大事なスキルだ!

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子どもの頃に両親を反面教師にして以来、私のこれまでの人生では反面教師から学んだ教訓が大きく活かされていることを実感しております。

個人的な体験談からいえば、反面教師から学ぼうとするスキルって人生で3番目くらいに重要な能力なんじゃないかと思うのです。

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1.親を反面教師に受験勉強に取り組む

受験生となった高校3年生の頃、私は同級生のなかでも特に受験勉強に明け暮れる毎日を送っていました。夜は寝る間を惜しんで勉強し、学校は遅刻ギリギリ。むしろ学校の授業は睡眠不足を補うための昼寝の時間と割り切って通学していたものでした。

ですが、私の出身校は「自称」進学校ではあるものの、有名大学出身者を何人も輩出するような学校ではありませんでした。さらに、両親はいずれも大学を出ておらず、親戚のうちでも大学出身者はごくわずか。

両親も親戚も、みんな地元で育って地元で就職し、地元で結婚するような人たちだったわけです。そんな人たちに囲まれながら、どうして私は決して低い偏差値では入れない横浜国立大学に入学できたかというと、そうした両親たちを反面教師にしていたことが大きな理由です。

というのも、両親たちの暮らしがまったく幸せそうに見えなかったから。父親は深夜に働く仕事なので平日はほとんど子どもたちに会えず、母親は育児に追われつつ韓流ドラマに熱中したり、お菓子をドカ食いしたりする生活だったのを覚えています。

「俺はそんな大人にはなりたくない!」って思ったのが、そもそも大学を目指そうと思ったきっかけ。両親は高校を出たら働くことを期待していたようですが、私は当初「東大合格!」と目標に掲げて受験勉強に力を尽くしました。

結果、それより数段ランクが落ちる横浜国立大学って進学先を選ぶわけですが、このように両親を反面教師にして勉強したおかげで、大学進学という人生の転機を迎えることができたように感じています。

2.不摂生の病人を反面教師に健康づくりに取り組む

人生の転機となった2つめの出来事は、つい身近な人間が難病を発症したこと。過去のブログで書いたこともありましたが、「多系統萎縮症」にかかってしまった人がすぐ近くにいたんです。

その人は昔から不摂生な生活を送っていたようで、単身赴任でストレスを抱え、深夜に帰宅してアルコールを飲みながら揚げ物をバクバク食べる…なんて生活が毎日だったと聞きました。タバコも吸う人で、運動はほとんどしなかったと聞いています。

そんな人が満足に体を動かせなくなるまで病気が進行しているところを目の当たりにして、「不摂生がたたるとこういう末路が待っているのか」なんて心の中で思ったわけです。

以来、私はこれまで以上に健康に気をつかうようになりました。加工食品や甘いものを減らし、できるだけ生の状態の野菜・果物を中心にたんぱく質を重視する食生活をはじめたのもこの頃です。

また、毎日必ず有酸素運動と筋トレをするように努め、日光や自然にできるだけ触れるように心がけたりもしました。

これまでの私は大の甘党で、特に駄菓子が大好きな人間でした。もちろん甘いジュースも大好きで、1日の食事がお菓子とジュースだけなんて日もあったほど。コンビニ弁当も好きだったし、カップラーメンも好きだった頃の食生活をずっと続けていたら、あと数年後には生活習慣病にかかっていたかもしれません。

ここでも健康意識を高めてくれたのは、よい教師ではなく反面教師。健康を害した人がすぐそばにいたおかげで、健康の大切さを知ることができたわけです。

3.よい教師は多くないが、反面教師は世にあふれている

ところで、「この人のすべてを見習いたい!」みたいな人生のメンターのような人物に、私はこれまで会ったことがありません。尊敬する人物はいますが、それは実際には会ったことがない作家さんだったり、歴史上の偉人だったりします。

おそらく、それだけ「よい教師」ってのは見つからないからなんだと思います。自分に甘く、衝動的で、自制心が弱い人間は世の中にあふれています。ですが、そうでない人はあまり多くないものです。

よい教師から学ぶのは成功の近道かもしれませんが、それと同じように反面教師と同じことをしないってことも、成功への近道なんじゃないでしょうか。そう考えると、身近にあふれている反面教師からいかに学べるかってスキルは、よい人生を送るためにはかなり重要な能力だと思うわけです。

まとめ

以上、反面教師から学ぶことのできるスキルは、人生のなかでも特に重要な能力だよねって話を書いてきました。

身近にあんまり反面教師になりそうなクズな人間はいないよって人は、マンガ『闇金ウシジマくん』なんかを読んでみるといいかも。人生を一歩踏み間違えた世界で生きる人たちをリアルに描く作品なので、読んでいて気分は悪くなるものの、学びを得られる反面教師が盛りだくさんでしたよ。