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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

不安による脳のスペック低下には「なるようになるさ」の楽観主義がおすすめ

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未来のことを考えるとき、お金のことを考えるとき…。

どうしようもなく不安に襲われて、ネガティブになってしまうことってよくありますよね。

こうした不安や悩みは心の資源を占有し、IQを低下させ、正常な判断ができなくなってしまうよって話。

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1.将来が不安でどうしようもなくなるときもある

基本的に楽観主義ですごそうと決めている私ですが、ときにはネガティブな思考に襲われてしまうこともあります。

「もしこの案件が終わったら新しい仕事を探さないと…」「奨学金の返済や社会保険の支払いは間に合うかな…」など。

そういう気分になっているときは次々と悩みのタネが浮かんでくるもので、まるで底なし沼に沈んでいくような感覚すら覚えます。

メンタルにはあまりよくないよなって感じるこうしたネガティブタイムですが、実際に私たちの生活に悪影響を及ぼすことが科学的にわかっています。

時間であれお金であれ心の余裕であれ、なにかが「欠乏」すると、私たちの脳の処理能力が低下してしまうことが判明しているんです。

2.不安が心の資源を占有してしまう

パソコンを例にとると、この現象がわかりやすくなります。

たとえば、高価でパワーたっぷりのハイスペックPCを使っているとしましょう。

私たちの脳は、この高性能PCにあたります。

通常このPCは、サクサク動く快適なマシンですが、マルチタスクには向かないという性質があります。

ファイルをダウンロードし、音楽を流し、ブラウザでたくさんのタブを開きながらネットサーフィンしていると、どんどん動作が重くなっていきます。

私たちの脳も同じで、お金について考え、未来のことを心配し、職場の人間関係に悩んでいると、どんどんバカになっていきます。

これは、収穫日前後の農家の人を対象とした実験でも、貧乏な人と裕福な人への調査でもわかっています。

私たちは不安や悩みによって脳が占有されると、IQが下がりまともな判断を下せなくなってしまうのであります。

3.「なるようになるさ」で乗り越えよう

いつも「時間がない」あなたに』によると、「スラック」によってこうした現象を回避できるといいます。

スラックとは、「たるみ」とか「予備」とか「空きスペース」みたいな意味の言葉。

スケジュールに空白があれば、急な予定にも柔軟に対応できます。

スーツケースに空きスペースがあれば、より多くの荷物やお土産を詰めることができます。

脳にスラックを確保できれば、些細なことに悩むことがなくなり、ぜいたくに心の資源を使えるようになります。

スラックを生み出すコツ

私個人的には、この脳のスラックを生み出すコツがひとつあると考えています。

それは「なんとかなるさ」の楽観主義的な考えです。

「お金がなくたって死にやしないさ」 「仕事ができなくなったら、親を頼ったり生活保護を受けたりもできるさ」

そんな風に考えることにより、不安や悩みから解放され、正常な思考を取り戻すことができるのです。

とはいえ、いざ困難にぶつかると「なんとかなるさ」と考えることも難しくなってしまうのも事実。

そんなときには、友人のなかでもとりわけ楽観的な人に話を聞いてもらい、「そんなのどうってことないさ」と笑い飛ばしてもらいましょう。

楽観的な考えを取り入れることができれば、文字通り心が軽くなり、本来のIQを取り戻すことができるでしょう。

まとめ

  • 不安や悩みにより心の資源が「欠乏」すると、脳の処理能力が低下する
  • それは、マルチタスクによって重くなってしまったPCのようなイメージ
  • 「なるようになるさ」の楽観主義で、心のスラックをつくろう

以上、『不安による脳のスペック低下には「なるようになるさ」の楽観主義がおすすめ』という記事でした。

私たちは、特にお金についての悩みを抱えてしまうと、正常な判断ができなくなります。

正常な判断ができないと、つまらないものごとにお金をムダ遣いしてしまい、ますます資産を失う結果になりかねません。

そうならないように、「なんとかなるさ」と考えることを習慣にし、欠乏による脳のスペック低下から身を守りましょう。