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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

横浜に上京した新潟県民が雪国のメリットを3つ教える

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雪国って聞くと、暖かい地方の人からすればうらやましい環境なのかもしれません。

 

 雪合戦やかまくら・雪だるまづくりなんかは楽しいし子どもも夢中になって遊べる環境ではあります。

でも、雪国育ちの人ってほとんどが地元に対してネガティブなイメージを持ちすぎているよう。

雪かきが大変とか、洗濯物が乾かないとか…。


たしかにそうした不便なところもある雪国ですが、新潟の田舎育ちの私は横浜に上京してみて、やっぱり雪国のほうがいいなって最近思うんです。(夏の暑さのせいではないのであしからず。笑)


そこで新潟暮らし18年、横浜暮らし3年の私が、主に子ども時代を振り返って雪国のメリットを紹介してみようと思います。

 

目次

 

空き地が遊園地

雪が降ると、子どもにとってはただの空き地が遊園地になります。

 

道路に積もってしまった雪を除雪するため、ショベルカーやダンプカーが出動することがよくあるんですが、そうした重機を使って集めた雪をどうするのかというと、道路に面した空き地なんかに山のように積んでおくんです。

 

そうして山のように積まれた雪のある空き地は、子どもたちにとって絶好の遊び場に早変わりするんですよね。

そりで遊んでもいいし、雪合戦や雪だるまづくり、かまくらづくりももちろんできます。私も小さいころ小学校から帰り道で友達と、あちこちの雪の山で遊びました。

 

ただ、道路に面した空き地が多いので今思うと危険なことをしていたな~とは思います。笑
屋根から垂れるつららも落ちてくると危険ですし、雪で遊ぶ時には保護者がちゃんとついているといいですね。

 

学校でスキーの授業も

これは上京してから周りにびっくりされたことの一つなんですが、小学校・中学校、高校でも学校の授業としてスキーをします。

 

小学校なら、校庭の片隅にある小高い丘の上から、クロスカントリースキーで滑り降りるのを体育の授業で毎週やります。

スキー好きな子どもにとってはたまらないですね!


中学ではさすがに体育の時間を使ってのスキー授業はありませんでしたが、地元のスキー場へ生徒みんなで出かけて、1泊2日のスキー合宿が行事としてありました。

残念ながら私はスキーが嫌いで、いつも仮病を使って休んでいたんですけどね。笑


高校でも中学校と同じように毎年1回のスキー合宿があります。私の通っていた高校では希望者向けに、通常の体育の授業をスキー授業に変更できるシステムもありました。


家族で小さいころからスキーを楽しんでいて、私のように苦手意識がなければすごく楽しい時間を過ごせると思います。スノボにも抵抗感がなくなりますしね!

 

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朝起きてまっしろな雪が舞っている幸せ

日常生活で言えば、朝起きて窓を開けた瞬間にまっしろな雪がフワフワと舞っている瞬間を楽しむことができます。


雪が降ると日の光が反射して、曇り空でも比較的明るいんですよね。

そんな明るい景色の中に舞っているフワフワとした雪は、やっぱり自分を癒してくれる効果があります。


さすがに吹雪になるとそんな悠長なことは言ってられませんが、雪国育ちの私からしても雪の降る朝はすがすがしく感じられるものであります。

 

寒くて暖かい露天風呂

しんしんと降る雪の中、熱めの露天風呂に浸かれたら最高ですね!

 

私の住んでいた新潟県の妙高には、スキー場に加えて有名な温泉地もありました。
赤倉温泉という温泉街なのですが、冬の時期にこの温泉に浸かって眺める景色は最高ですよ!

スキーの疲れを癒してくれる瞬間でもありますし、まっしろに化粧した妙高山が素晴らしい光景です。

 

余談ですがこの赤倉温泉、オフシーズンには全く客がいないんですよ。湯の花が浮かぶくらいめっちゃ質のいい温泉なのに、以前夏休みに帰省した時はどの温泉も閑古鳥が鳴いていました。


この温泉街をなんとか活用してコミュニティビジネスができないかな~と思っています。
どんどん高齢化が進んでいる地域なので、100万程度で買えてしまう空き家もたくさんあります。

そうした空き家をリノベーションして、車で10分で温泉に浸かれる古民家!なんて作れたらいいですよね~。

 

もちろんデメリットもたくさん

しかし、雪国のデメリットや不便なところはたくさんあります。ありすぎて困るくらい。


雪が降り続ければ雪流しして家の前の雪をどかさないといけないし、屋根に雪が積もりすぎると家がつぶれちゃったり窓が割れたりするから体力仕事。

じっとりと湿ったまま作業するので、長靴はすんごい臭くなります。笑


雪にタイヤが埋もれてしまって車が動かなかったり、車のガラスに溶けた氷が張り付いてしまったり。
寝る前には蛇口から水をぽたぽた垂らしておかないと、水道管が凍結してしまうこともあります。


雪国に住んでいるだけで生産効率が落ちる…なんて話も聞いたことがありますが、私はそんなことないと思うんですよね。

 

生産性が下がる?

豪雪地帯の傾向として、若者がどんどん町を出ていきます。

雪下ろしをするためには大変な労働力が必要なのに、残されているのは高齢者だけなんですよ。

それなら、私たちのような若い男手が高齢者の自宅を訪問して、雪下ろしを手伝ってあげることができます。

お礼に金銭をもらえれば、雪の降る地域でしか営むことができない立派なビジネスにもなりますよね。

 

会社勤めのサラリーマンであっても、午前中は会社前の雪下ろしをしなければならず、業務に充てられる時間が少なくなってしまいます。

 

だからこそ、本来の業務を限られた時間でこなさなければならず、だらだらと仕事をすることが許されないので、生産性が向上していくというロジックです。

 

雪に押しつぶされてしまうちっぽけな存在

雪国に住んでいると、雪下ろしの作業中に屋根に積もった雪が落ちてきて人が埋もれてしまった…なんてニュースをよく耳にします。

衝撃的ですが、ただの雪のかたまり程度で人が亡くなってしまうことがあるんですよ。

 

他にもスリップ事故や吹雪の中の追突事故。

フワフワ舞ってキレイな雪によって、命を落としてしまう事件が多いんです。


そうしたニュースをみかけるといつも心苦しくなります。でもそれだけ、自然の力は大きいってことなんですよね。

いかに人間がちっぽけな存在なのか、幼いころから直感的に理解していたような気がします。

 

自然がいかに強大で圧倒的な存在なのか、幼い頃から雪を通じて身につけることができました。


そんなちっぽけな存在の私たちが抱える悩みなんて、どうでもいいような気がしてきますよ。

高齢者のうつ病は雪国に多いというデータもありますが…。笑

 

おわりに

ということで、私が子どものころを振り返って感じた雪国のメリットをまとめてみました。


雪国に対するイメージとして、雪国育ちの人は圧倒的にネガティブ。

南国育ちの人は圧倒的にポジティブ、というおもしろい現象が起こっているな~と思って書いた記事です。

 

 

nogunori.hatenablog.com

 


わたくしごとですが、大学の夏休みの始まる8月から、横浜から新潟に戻ってフリーランスとしての活動を進める予定なんです。

だから、無意識では地元の良さを再発見したかったのかもしれませんね。


新潟をはじめ、雪国への移住を考えている人に参考になれば幸いです。

 

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